会計ソフトでカバーできるフリーの会計知識

独立してIT業界でフリーエンジニアとして仕事を始めると、開発技術以外のスキルも求められるようになる。

例えばクライアントから開発の案件を獲得するためには、営業スキルがないと苦労する。さらに独立後に必要になるのが会計知識である。企業に勤めていれば、会計担当者に全ての会計処理を任せることができる。しかしフリーランスエンジニアになれば、自身で責任を持って会計処理を行わなければならない。

ただし専門的な会計知識がなくとも、ある程度はどうにかなる場合が多い。フリーランス向けの会計ソフトウェアが販売されているため、会計に関するデータ管理や書類作成で役に立つ。会計ソフトウェアによっては、特別な知識がなくとも、必要最小限のデータを入力するだけで自動的に処理を行ってくれるものもある。

会計関連の知識に不安がある新人フリーエンジニアでも、まずは会計用のソフトウェアを手元に置いておけば、会計処理の面で困ることは現実には少ない。それでも会計に関する専門的な知識は、できれば持っていた方が望ましく仕事でなにかと役に立つ。事業に関する数字を読み解く能力があれば、将来の計画を立てながら安定したビジネスができるメリットがある。

自身のスキルが頼りのフリーエンジニアにとって、いつまでも会計ソフトウェアに頼りきりでは進歩がない。そこで開発の仕事をこなしつつも、空き時間を利用して知っておくべき基本的な会計知識を身につけた方が仕事のプラスになる。